Big shelf

| Title | Big Shelf |
| Type of construction | Custom-built furniture |
| Venue | Suginami ward, Tokyo |
| Usage | Record and Book storage |
| Design and Construction | Tonch Minimal Construction |
| Size | W 3.43 D 0.38 H 2.38 [meter] |
| Construction Period | June 2022 |
| Material | Cedar (Akita Prefecture) |
特注家具の製作。音楽の興行に長年携わっている方から「壁一面の棚を作ってほしい。レコードと本がこんな感じになっている」と写真が送られてきた。

2マスのカラーボックスを寝かせて4×5段(計40マス)にぎっしりと本とレコードが詰め込まれている。地震がきたら絶対倒れるし、床への負荷も心配ということだった。収納力重視だが、あんまり堅い感じにもしたくないという希望もあった。
じっくりとヒアリングして、棚の仕切り板の高さや間隔の違うものを何パターンか提案。システマティックな収容力と遊び心を合わせて、この形になった。柔らかな手触りの秋田杉を使用した。



この家に集まってくる小物(左写真)をディスプレイできるコーナーがあれば、愉しい雰囲気になるのではないかと提案。全体的にシンプルなグリッドの棚だが、その中に1段遊べるコーナーを作った(右写真)。なお、このブックエンドのような縦ざんは可動式になっている。

製作の技術的な部分について。壁一面の棚なので現場で組み立てる必要があった。棚板を支持する金具を付けるとレコードや本を傷つける恐れがある。棚ダボに載せる方式もあるが、長期間使うことを考慮して別の方法を考えた。棚板・仕切り板の木口に溝を突いて、母材に工作材をビス止めして、差し込む方式。もしも移設することになれば、部材をまっすぐ手前に引くことで解体、組立てできる仕様になっている。

余談。もともと使われていたカラーボックスはどうなったのか。
クライアント(S氏)「この町の欲しい人にあげたい。ついでに本とか服も売りたい」という希望があり、“カラーボックス譲渡会 兼 ガレージセール” を敢行した。(企画立案:とんち造作計画)
S氏の商品だけでなく、呼びかけに応じてくれた人が、段ボール1箱に入るレコードを持ち寄って売り買いを愉しんだ。カラーボックスは全て譲渡され、音楽談義に花が咲いた。

| プロジェクト名 | Big Shelf |
| 工事の種類 | 特注造り付け家具 |
| 所在地 | 東京都杉並区 |
| 用途 | 個人宅用レコード及び書籍の収納 |
| デザインと施工 | とんち造作計画 |
| サイズ | 幅 3.43 奥行 0.38 高さ 2.38 [メートル] |
| 工期 | 2022年6月 |
| 素材 | 秋田杉 |
